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漢字豆知識

「外来語」言い換え提案

『第2回 「外来語」言い換え提案』 (11月13日発表 国立国語研究所より)

一般的に使われている外来語のなかにも、分かりにくいものがあります。
外来語を分かりやすく言い換えるため、提案された語を幾つか紹介します。

外来語 言い換え語 意味説明
コミュニティー 地域社会
共同体
居住地や関心を共にすることで営まれる共同体。
シミュレーション 模擬実験 計算や模擬装置などにより、起こり得る状況をさまざまに想定して行う実験。
トレンド 傾向 ある方向へ変化していく、全体的な傾向。
バックアップ 1.支援
2.控え
1.他人の行動を、うしろだてとなって支援すること。
2.事故にそなえて控えを作ること。また、その控え。
パートナーシップ 協力関係 共同で何かを行うための、対等な協力関係。
ビジョン 展望 将来望まれるものとして、心に描く展望。
マーケティング 市場戦略 販売拡大を目的として、市場に対して戦略的に取り組むこと。
マネジメント 経営管理 経営や運営について、組織だって管理すること。
マルチメディア 複合媒体 音声・文字・映像など、多種類の情報を組み合わせた伝達媒体。
ミスマッチ 不釣り合い 関係あるふたつの物事の調和が悪く、不釣り合いなこと。
ライブラリー 図書館 図書などの資料を収集し閲覧に供する施設。
リアルタイム 即時 ふたつのことがらの間に、時間のずれがないこと。

詳細は、国立国語研究所「外来語」委員会のページをご覧ください。

「外来語」の歴史

16世紀にポルトガル人が来て、多くのポルトガル語が外来語になりました。
(タバコ・パンなど)

17世紀になると日本が鎖国を行い、オランダ語も入ってきました。
(コーヒー・ビールなど)

明治になり、西洋の思想や物が輸入されると、様々な国の外来語が使われるようになりました。
(外来語の中心は英語ですが、芸術の言葉はフランス語、医学・哲学の言葉はドイツ語、音楽はイタリア語など)

大戦後アメリカの軍隊が日本に来たことにより、英語からの外来語が急激に増えて現在に至ります。

外来語は元の発音とは異なり、意味が違うこともあります。海外旅行先で通じなかった経験はありませんか?